新たなバージョン1.6.0をリリースしました。
今回は、カメラでの盤面の撮影時(カメラモード時)にリアルタイムに変更可能となったカメラ設定について説明したいと思います。
カメラ設定
カメラ設定とはいってもScoreNowで変更可能な設定は、ホワイトバランス設定のみです。
ホワイトバランスとは、ご存知の方も多いかもしれませんが、白いものを白く撮影するための設定のことです。
盤面をカメラで撮影する際に、周りの環境(太陽光がさんさんと降り注ぐ部屋の中なのか、黄色っぽい光の白熱電球の下なのか)によって、同じ盤面/白黒の石でもカメラに入ってくる時の色は違ってきます。そこで、白石を正しく白く見えるように補正してあげる必要があります。
スマホやタブレットのカメラは賢く、その補正はたいがい自動でやってくれるのですが、盤面認識の際に、盤面の緑色を正しくScoreNowに認識させるために、設定を手動で変更してあげた方が良い結果となる場合もあります。
ホワイトバランス設定
ScoreNowでは、8種類(自動調整、曇り、昼光、蛍光灯、白熱灯、日陰、薄明・薄暮、暖色の蛍光灯)の中から選択することでホワイトバランスを設定することができます。中にはお手持ちのスマホやタブレットが対応していない設定もあるかもしれませんがご容赦ください。私が所有しているタブレットも1台だけ8種類中5種類しか対応していないようです。
基本的には「自動調整」を選択しておくことで、自動的にいい感じの色合いに調整してくれるのでわざわざ設定変更する必要はありません。
盤面認識の際に、撮影する角度や方向を変化させても、盤面を認識したことを示す黄色いガイドラインが表示されたり/消えたりと認識が不安定な場合や、まったく認識してくれない場合に、ホワイトバランス設定を変更することで、うまく認識してくれることがあります。
以前のバージョンでは、カメラ設定を変更する際に、一度、メイン画面に戻ってから、設定画面(右上の歯車のアイコンをクリックして開く画面)のカメラ設定で変更してから、再度、撮影に戻る必要がありました。
バージョン1.6.0からは撮影時に、画面上部中央あたりをタップすることで、リアルタイムに設定変更することが可能となりました。
撮影サンプル
白熱電球っぽいLEDランプの照明の部屋で撮影したサンプルです。
実は「自動調整」の設定で正しく盤面を認識しているので、わざわざ設定を変更する必要は無いのですが、あえて夜にもかかわらず「昼光」の設定にして撮影してみました。
全体に黄色っぽくなってしまい、盤面を認識していることを示す黄色いガイドラインは表示されません。
設定を「白熱灯」に変更してみると、
正しく盤面を認識して、黄色いガイドラインが表示されていますね。
基本的には「自動調整」の設定のままで良いと思いますが、うまく盤面を認識できない場合に設定を変更して試してみてください。
また、うまく認識できない場合は、こちらのブログ「盤面を取り込む際のコツ」や「盤面を取り込むもう一つの方法」も参考にしてみてください。
ご質問やご要望等はお気軽にご連絡ください。
うまく取り込めなかったときに、普通のカメラ機能で撮影した写真がありましたら、ぜひ、お送りください。今後の盤面認識精度の向上のために使用させていただきます。